プログラマは0から数える

あまりにも適当に生きすぎたので、何かを残そうと足掻く、そんなBlog

英語ができる!というための3つのポイント

何を持って英語ができる!!と言うかは難しい。

でも、みんな勉強してて思う「いつかは英語が出来るようになりたい」の状況はある程度は共通認識があるように思う。

そこで、その共通認識を数値化して見ようと思う。

1.単語を十分に知っている:語彙力 2万語

 例えば、英語が出来ると言うときには、少なくとも高校生向けの3万語程度の見出し語の辞書の6割~8割は知ってるような状況を想定してると思われる。

 これは、大雑把に言うと、1万8000~2万4000ぐらいの語彙力で、新聞記事や英語の雑誌をストレス無く読む事ができるLevelの語彙力だ。

 ここで、若干のトリックがあるのは、このぐらいの語彙力でも辞書が無いと意味が分からない語が新聞にも雑誌にもまだまだあるし、ネイティブの半分か1/3ぐらいの語彙力しかない。と言う点。けして、これだけあれば辞書が要らない分けじゃ無い。ただ、辞書が無くても文章の意味を滅多に間違わずに読める。程度の語彙力。

 

2.読むのは遅くは無い:分速250語

 こちらも例を出すなら、小説なんかを一分に一ページぐらい読んでいく状況だろう。

 大凡大人向けの本で、専門書みたいなデカイサイズで無ければ、基本的には1ページが250語ぐらいで書かれている。ちょっと大学で英語論文を読まされた人なら、そのアブストを3分一駅で7本読めるペースと考えてもらうといいかも。

 また、このくらいのスピードで活字が読めると、話されながら色々と考える時間が出来る。ネイティブの話すスピードはだいたい分速180~220語の範疇なので、それと同等ぐらいだと、聞くのにいっぱいいっぱいで、考える時間が大きく足りなくなって来る。

 もちろん、実際に読む速度が分速180語ぐらいでも220語の喋りが聞き取れないわけではない。ただそれは、6分ぐらい(40語×5.5分=220 )喋られると、自覚レベルでいっぱいいっぱいを感じ、20~30分ぐらいの講演やTVドラマなんかだと、結局何を言って単だっけ??と言う現象に陥ってしまう。

3.暗記している文章がある:50文

 この数字は、今までの数字と比べると少なすぎ!!と思われるかも知れない。ただ、現実にはこの50文というのは割と多い分量。

 イメージとしては、感心のある事や自分の好きな事に対して、ここが
良い・お勧め・有名・裏情報・流行/最新情報・ダメ・失敗談・楽しみ などを
3個ぐらいづつ3分喋れる能力だ。
 具体的には、大凡550語程度の文章を50個空で言えるかどうかと言った所。実際には、ちょっとした英語小説の1/3から1/2ぐらいの文量。

 そして、それを覚えるとなると、人にもよるがそれぞれを60回~90回は読む事になるだろう。

 

!! どうしてこれだけで良いのか?

 結論から言ってしまえば、上記の3つ全てを超えているなら、他の要因も自動的に満たされるからだ。

 文法や構文・語法などに関しても、話す事に関しても、書く事に関しても、上のレベルをこえていれば、人によって得手・不得手はあっても、英語でのコミュニケーションには問題無く出来るし、その不得手もネイティブと比べるから・・・というレベル。つまり比較対象が学習者ではなくて、ネイティブとなり、そのレベル内だと下の方だよね。と言った所。

 また、多読がどうたらかんたらと言うのも、あまり関係ない。理由は簡単で、それをやるのは、『本当に英語を使いこなす』時になってからで良いからだ。そして、そのためにも堅実な基礎が必要で、その基礎こそが上の3つだからだ。

 いくら多読が良いと言っても、そもそもが最低ラインの単語は分かっていて、苦痛じゃない程度にはスピードがあって、ちゃんと意味が分かる上での話。そうなってくると、前述の通り上の3つが満たされてからの話だと分かる。